【Bad Boysの生き様】今さら聞けないGun N’ Roses入門

入門シリーズ

目次

バンド紹介

Gun N’ Rosesとは、アメリカカリフォルニア州ロサンゼルス出身のハードロックバンドです。愛称はバンド名を略してそのまま「ガンズ」。

サウンドは超王道のハードロックで、イメージ的には都会的なスタイリッシュなヤンキーたちがバンドを結成したといった感じでしょうか。銃と薔薇。めちゃめちゃかっこいいですね。

1987年にデビュー。系統的には「KISS」、「AEROSMITH」、「VAN HALEN」といった、いわゆる楽しく聴けるロックです。

ヒットするロックバンドの「カリスマボーカリストとスーパーギタリスト」の存在っていう双璧の構図ができてることも王道ロックバンドたる所以なのかもしれません。

例えばミックジャガーに対するキースリチャーズだったり、デイビット・リー・ロスに対するエドワード・ヴァンヘイレンみたいな。アクセルローズとスラッシュが並んでいるだけで、無敵のコンビ感があります。

結局ロックは、聴いていて気持ちがいい。気持ちよさが正義だっていう一番大事なことを思い出させてくれるバンドです!

メンバー紹介

Vo.Axl Rose(アクセルローズ)

バンドのアイコン的中心人物。声が特徴的でハイトーンボイスから低音ボイスまで使い分ける、器用なカリスマヴォーカリストです。バンダナがトレードマーク。

作詞は結構アクセルによるものが多く、曲中で当たり前の様に「ファック」とか「ビッチ」といった過激ワードを入れてくるあたりが不良っぽくてなかなか面白いと思います。その為アメリカのMTVでは放送できないからピー音ばっかりです。

若いころは「ボンジョビみたいなやつ」と言われてブチギレたという逸話があります。

Gt.Slash(スラッシュ)

アクセルと並んでバンドのアイコン的存在のスーパーギタリスト。当時のハードロックギターと言えば、ストラトキャスターが主流でアーミング使ったり速弾きでテクニカルなギターソロが流行っていたのですが、スラッシュはそれだけには留まりません。彼の使用するギターはレスポールで、ライブのソロで見せる速弾きも超一流なのですが曲中では太く艶やかな音でセクシーなギターソロもするという、自分の確固たるスタイルを貫いた男です。

アンチすらも唸らせてしまうような、渋いスタイルが特徴的です。

Gt.Izzy Stradlin(イジー・ストラドリン)

スラッシュと並んでもう一人のギタリスト。常識的なセオリーに当てはめるとイジーはリズムギターに括られてしまいがちだと思うんだけど、実は結構リードギターも弾いてます。立ち位置的にスラッシュが絶対的に目立つリードギターポジションでなくてはならないということを理解して、自分の持ち味を存分に生かしたプレイをします。また、彼の作曲家としての才能は天才的です。後述しますが1stアルバムにして最高傑作と言っても過言ではない「アペタイト・フォー・ディストラクション」ですが、12曲中10曲は彼の作曲によるもの。イジーこそがバンドの要であり影のエンジンだったことは間違いないでしょう。

Ba.Duff McKagan(ダフ・マッケイガン)

長身でスラっとしていて、いかにもベーシストいった風貌のダフ・マッケイガン。ベースは基本的にピック引きで、グルーブを引っ張っていくベーシスト。でも曲によってはメロディアスなプレイでちゃんと魅せる、幅広いプレイスタイルが特徴的です。

意外にもパンク出身で、デビュー時にはシド・ヴィシャスに憧れて南京錠のネックレスを付けていました。

それに加えて、名前もかっこいい。声に出したくなる名前です。

Dr.Steven Adler(スティーブン・アドラー)

アルバム自体は1stアルバム「アペタイト・フォー・ディストラクション」のみの参加なのですが、俺の中でガンズのドラマーと言えばスティーブンアドラーなのでこの人を紹介します。ガンズはツインギターで非常に厚いサウンドのバンドですが、そんなバンドのドラマーなだけあって一発のショットが重たいプレイをします。手数で魅せるドラマーというよりはグルーブで輝くドラマーだと言えますね。

必聴アルバム

続いて必聴アルバムですが、1stアルバム「Appetite for Deatruction」(アペタイト・フォー・ディストラクション)

これに限ります。絶対これです。聴くべきですね。

ロックバンドってやっぱり初期のアルバムが傑作になりがちですが、あらゆるバンドの1st史上最も完成度の高い最高傑作と言っても過言ではありません。バンドの代表曲で説明不要な「ウェルカム・トゥー・ザ・ジャングル」や「スイート・チャイルド・オー・マイン」をはじめとして、自身の声を被せてレコーディングしてハモるっていうアクセルの器用さ、音域の広さが楽しめる「イッツソー・イージー」、ドラムが曲のリードになっているといっても過言でもない面白い曲「Mr.ブラウンストーン」、豊富なギターサウンドで魅せるファンからの人気が高い「ロケットクイーン

などなど、捨て曲が一切無しの間違いなしの大名盤になっております。

もはやガンズを語るならこの一枚だけでもいいです。それだけ充実した、Gan N’ Rosesというバンドのいいところが、アメリカンハードロックの真髄という部分が全部詰め込まれた作品です。

ハードロックが好きな人なら全員好きになると思います!

Gun N’ Rosesをもっと知りたい人へ

Gun N’ Rosesをもっと知りたくなったら、次に聴いてほしい作品は「Use Your IllusionⅠ・Ⅱ」(ユーズ・ユア・イリュージョンⅠ・Ⅱ)

これはユーズ・ユア・イリュージョンというアルバムがⅠとⅡ2つに分かれた形になっているけど、同時に発売されました。

このアルバムからDr.のスティーブン・アドラーがヘロイン中毒で残念ながら解雇されてしまい、後任のマット・ソーラムが加入します。

内容はⅠ・Ⅱどちらもいいアルバムですが、俺はⅡが好きです。Ⅰの聴きどころとしてはガンズとしては初の試みでオーケストラが参加した壮大なシンフォニックバラードとスラッシュの泣きのギターソロが協調している「ノーベンバー・レイン」やアリス・クーパーが参加した「ザ・ガーデン」などがあって、Ⅱと比べると攻撃的なサウンドの曲が多いのかなっていう印象があります。

またⅡの方には今後のバンドのキャリアとしても重要なポジションになるボブ・ディランのカバー曲「ノッキン・オン・ザ・ヘブンズドアー」や意外にも映画「ターミネーター2」の主題歌にもなった「ユー・クッド・ビー・マイン」、Ba.のダフ・マッケイガンが作詞、作曲、ボーカルまで務めている「ソー・ファイン」などなどどちらも非常にかっこいい聴きどころ満載のアルバムになっております!

意外な一面

それからGun N’ Rosesの意外な一面として、カバー曲にも積極的なところがあります。

アルバム「The Spaghetti Incident?」(ザ・スパゲッティ・インシデント?)というパンクカバーアルバムもあるくらいで、

このアルバムではダムドの「ニュー・ローズ」やニューヨーク・ドールズの「ヒューマン・ビーイング」などなど以外にもパンクにも通じている他に、1986年頃レコーディングされた未発表曲(You Tubeで視聴可)にエルヴィス・プレスリーの「ハートブレイク・ホテル」やローリングストーンズの「ジャンピング・ジャック・ザ・フラッシュ」などもあり、彼らも僕たちと同じようにかつてはロック少年だったんだと身近に感じさせてくれますよね。

また、スラッシュが2017年に自身のバンドでライブを行った際に、ギターソロでチャックベリーの「ジョニー・B・グッド」を弾いたりしていてスラッシュのアレンジがめちゃめちゃかっこいいので是非You Tubeで見てみてください!

終わり

というワケで今回はGun N’ Rosesについて簡単にまとめさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。

他にもめちゃくちゃ紹介したい曲はあるのですが、Gun N’ Rosesこれから聴き始めたい人やデザインが好きでガンズのバンドTシャツ着てるよっていう人にこれだけ抑えてくれれば十分ガンズを語れるよっていう内容になっているかと思います。

また、Gun N’ Rosesめちゃくちゃ好きだよっていう人は是非コメントやリプライで感想を聞かせてくれると嬉しいです!

では、また見てね~!

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