目次

皆さんはムカイワンダーランドという芸人をご存じでしょうか。
僕は彼を追い続けて、彼の面白さを拡散して、徹底的に解剖したいと思っています。
今回はムカイワンダーランドさん解説第二弾なので、興味がある方は是非第一弾からご覧ください。
前回はTikTokでのムカイワンダーランドさんの一面について紹介しましたが、今回はYoutube チャンネルのムカイワンダーランドを徹底解剖します!
ムカイワンダーランドさんのYoutubeでの動画のスタイルは、大きく分けてランキング動画、偏見シリーズ、偏見再現(コント)シリーズ、検証企画、スペシャル企画、旅・飲み歩き(Vlog)シリーズ、ワンダーな時間(ラジオ)、なりきりシリーズの8つを軸に構成されています。
こうしてみてみると実に幅広いジャンルを取り扱う彼の動画は、我々視聴者に知らざる世界を覗かせてくれるのです。
それでは、一個づつ解説していきます。
追記
ご本人様から公認いただきました!
こちらこそ嬉しすぎるだろ!ありがとうございます!
嬉しすぎるだろこれ!
— ☆ムカイワンダーランド☆ (@katsunoriM313) February 8, 2025
ありがとうございます!https://t.co/VOpfTMvcIe
ランキング動画

ムカイワンダーランドの動画において、ランキング動画というのはムカイさんの主観と独断と偏見であらゆるジャンルの好きなものを勝手にランキング形式で教えてくれる動画です。
例えば、ぼくが好きな「モテる男が飲むお酒TOP10」
これぞムカイワンダーランドの真髄!
毎回ランキングの順位には賛同できないのですが、そんなことがどうでもよくなるくらいとにかく解説が面白い。
そして普通に勉強になります。動画のカテゴリーを教育にしてもいいくらい、動画から得るものがあります。

デートに行ったときに女の子がモヒートのこと知らなかったら完全にこっちの勝ち。「モヒート知らない?モヒートっていうのはラムをベースにしたキューバ生まれのカクテルなんだよ」
へぇ~、知らなかった。勉強になるなぁ〜!



それが言いたかっただけだろ!いい加減にしろ!
偏見シリーズ

「偏見しりとり」とか「偏見挨拶」とか一時YoutubeとTikTokでめちゃくちゃ流行りましたが、ムカイワンダーランドは一線を画しています。
「吸ってるタバコの銘柄別で乗ってそうな車を言います!」

わかば吸う人は軽トラ乗っとるね。これまたおじいちゃんなんじゃけど、白いタオルを首からかけてわかば吸いながら運転する。ほんで知り合いおったら窓開けて「なべちゃん!」
あるある!ほんでこの一瞬でお爺ちゃんの演技できるのマジで名人芸だよな…

ピアニッシモ吸っとる人はワゴンR乗っとるね。ちょいギャルなんよ、ギャル歴は浅い。ギャルの友達と2人でピアニッシモ吸いながらドンキ行く。時刻は午前2:00。ほんで赤信号で止まるたびに高速でLINE打つ。
絶妙にいるな~、こういう人..
ほんで帰り道マックかスタバ寄って帰るやつね!

ハイライト吸ってる人はマークII乗っとるよ。やっぱ昭和の人っていうイメージあるね。ここにハイライト挟んで吸いながらマークII転がすんよ。ほんで窓開けてポイって吸い殻捨てる。
私はこれを聞いて頭に浮かんだのは映画「孤狼の血」の役所広司演じるガミさん。まんまこのままだよ…

しかも、ムカイワンダーランドの偏見動画と言えば誰も傷つけない偏見ということで有名です。
画面越しのあなたにも、数ある偏見動画の中で、ムカイワンダーランドの深い教養と優しさに触れてほしいものです。
また、個人的な偏見シリーズの見どころはもう一つあります。
「松屋でこのメニューを注文するのはこんな人だ」
主に「飲食店のメニューでこの商品を頼むのはこんな人だ」っていう系の動画でよく見られるのですが、途中から熱が入りすぎて偏見言うの忘れて商品紹介になっているところ。単純に美味しい食べ方とかを紹介してくれたりしてくれるのが個人的にはツボなんですよ。
偏見再現(コント)シリーズ

偏見再現シリーズはムカイワンダーランドさんのTikTokで登場するようなキャラクターにフォーカスして、それを解説しているシリーズです。ムカワンさんの芸人魂を感じます。
ヤンキーシリーズとか車シリーズとか、ムカイワンダーランドさんの十八番もやっぱり面白いんだけど、私が好きなのは「0歳から100歳までのモノマネをします!」
これはもうほんとにおもしろいです。何が面白いって、まずタイトル。
そもそも「0歳から100歳までのモノマネ」ってなんだよ。
内容も文句なし。10代の反抗期特有の男子の言い回しとか、20代の就職したての頃の尖った感じとか、おじいちゃんの咳き込みタバコとか、再現度が高すぎてつい見入ってしまいます。
この動画は101連発だから怒涛のペースで進んでしまうのですが、なんか見終わったら一本の映画を見たときくらい満足感があります。
あとコントシリーズ全部に共通することなのですが、BGMがないのが逆にまたいいんですよね。
編集でごまかさずあえて自分のネタ一本で勝負するところが芸人らしくてかっこいい、男の美学を感じます。
検証企画

これはムカイワンダーランドさんにしかできない特殊企画です。
普段やってる偏見シリーズでムカイさんの偏見の目が正しいかどうかを検証する、という体当たり企画。
手の込んだロケ企画だからまだあまり動画数が少ないのですが、「車の持ち主がどんな人か当ててみたin海老名SA」
やっぱりムカワンさんと言えばやっぱ車ですね!
この動画の見どころは、ことごとく偏見があたらない。
あまりにも当たらないから途中からもう当たってるかはどうでもよくてムカイさんがしゃべってるってことが面白くなってくる、そんな動画です。
ベンツとかランボルギーニのオーナーさんに物怖じせずに撮影許可撮ろうと思うムカイワンダーランドの度胸がすごいですよね。

…

かすりもしないのがおもしろいです。
こういうロケ企画とかスペシャル企画とかの時にムカワンさんの芸人仲間の片山君がカメラマンとして登場するのですが、彼もまたすごくいいんです。

片山君はペニーレインというお笑いコンビで活動する、ムカワンさんと同じ太田プロ所属のお笑い芸人です。この2人の掛け合いがすごく面白いんです。名コンビですよね。例えるならシャーロックホームズとワトソン君。
最近の動画にはほとんどと言っていいほど毎回片山さんが登場します。ツッコミがまた面白いんですよ。小ボケもしっかり拾ってくれるから見ていて安心しますよね。
スペシャル企画

なにがスペシャルなのかはちょっとよくわかりかねますが、ざっくりいうと「~してみた」系です。
最近のムカイワンダーランドの動画の主流にもなりつつあり、片山さんがレギュラーとして登場しています。
スペシャル企画で一番好きなのは、「いかつく改造してみた」シリーズの動画ですね。
「ベッドをいかつく改造してみた」
自称「いかつクリエイター」のムカイさんが片山くんの家のトイレ、ベッド、冷蔵庫などあらゆる物をいかついヤン車風に改造する企画なのですが、見どころは大の大人が2人で工作ではしゃいでるところです。

この笑顔である。
仕上がりイメージはいつもシャコタンのセルシオをイメージしてます。
これだけ聞いても意味不明だと思うけど、こればっかりはそうとしか言いようがないです。
100聞は一見に如かず、見ればわかります。
他にも「信号100回止まるまで帰れません」とか「アルファード100台見つけるまで帰れません」とか、「アルファードを見るたびにアルフォートを食べる」とかもあるんだけど、
企画内容はタイトル通りくだらないです。でもトークが面白いし、片山くんとの2人の掛け合いが面白いからすっごく笑えます。ネタ切れしないんかいってくらいの企画力がハンパじゃないんですよ。
今の日本に足りないのはこのくだらなさなのかもしれない。
現代社会で疲れてる人、トヨタアルファードの広報担当の方に見てほしいシリーズです。
また、視聴者から募集した車の画像を見てどんなオーナーさんなのか想像して偏見を言う企画も人気企画の一つになっています!
旅、飲み歩きシリーズ

これはタイトルからのイメージ通り、外ロケで旅行したり、居酒屋でお酒を飲みながらトークする企画です。
「中野で酒をかっ食らう」
この企画の時はいつものがっちり企画とは違ってちょっと緩めの雰囲気で企画が進行していくのですが、見どころはムカイワンダーランドのトーク力とロケのポテンシャル、そして人間性が垣間見えるところ。
やっぱりプロの芸人さんなだけあって、ロケが上手。回を重ねるごとに上手になっていってる気がします。「合席食堂」とか「笑ってコラえて!」の「朝までハシゴの旅」とか出てるところが見たくなるような、そんなシリーズです。
そしてもう一つの見どころ、ムカイワンダーランドのいろんな顔が垣間見れるところですね。
この「飲み歩きシリーズ」の動画から分析できることは、
・ムカワンさんの視界に入ってアンテナに引っかかったらボケずにはいられない芸人としての性
・家族といるときは次男として家族のバランスをとっているヤンチャなムカイさん
・一人ロケで店内では無口になる、地元の中学生とすれ違ったらカットする照れ屋なムカイワンダーランド
優しい性格なんですよ。愛さずにはいられないキャラクターですね。
ワンダーな時間/聞いてくださいシリーズ

これはラジオ企画です。
ラジオで何を語っているかというと、これまでムカイワンダーランドがどんな人生を歩んできたのか、如何にしてあれだけのレパートリーの偏見を思いつくような経験を積んできたのか、その片鱗に触れられるようなシリーズです。とにかくトークが面白い。
「練習船の訓練内容や船の中の生活を語る」
この動画は何回見たかわからんくらい見ました。やっぱり人生経験が濃い人のトークは聞いていて面白い。
これはムカイワンダーランドさんの国立波方海上技術短期大学校時代のエピソードトークなんですけど、笑いどころしかないです。
そもそも海上技術短期大学校って初めて聞いたけど、ほんとに船の上で生活して勉強したり訓練したりしているというのが驚きました。ムカワンさんが天性の芸人気質だということもエピソードトークからよーくわかるし、彼のルーツがよく読み取れる素敵な動画ですね。
これからもどんどん見せてください!
なりきりシリーズ

これはムカワンさんが金持ち、おじいちゃん(ミラ爺)、ヤンキー、車好きの青年などになりきって車を運転するという動画です。
これがまた正確に「いそうな人」になりきっていて、もっと見たい!という気持ちにさせてくれます。
「おじいちゃんとドライブしている気分になれる動画」

やっぱミラ爺ですよ。挙動から話の内容までほんとにお爺ちゃんみたいです。
そして、ここでも片山さんのいいところが出ている点にも注目したいです。的確なツッコミはもちろん、ムカワンさんの演じるキャラクターに柔軟に対応できるところがほんとに動画を引き立ててくれます。この役は片山さんにしかできない、名脇役ですよ。前にも言いましたが、この2人の掛け合いはずっと見ていたくなりますね。
それからもう一つ、「いい父になりきって息子の成長を見守る【ヴォクシーを運転しながら息子と共に成長するパパ】」
この回は珍しくなんかちょっと泣けます。絶賛子育て中のパパとか、子育てを終えたパパに見てほしい動画ですね。ちょっと大人向けの回かもしれません。

リリース楽曲
当方は一応音楽ブログなのでムカイワンダーランドさんが作詞作曲をした曲を紹介します!
「2番が浮かばない」
こちらは動画の最後にしばしばエンディング曲で流れる、おなじみのあの曲です。ギターのフィードバック音からイントロに繋ぐというのもムカイワンダーランドさんのアイデアなのでしょうか?個人的にこういう曲は大好きです!この曲はパンクですね。
どうしても2番が浮かばない 2番が全く浮かばない
1番は冴えてた なのに2番の俺は 書き方を忘れちまった
ここでの1番、2番と言うのは抽象的な概念として捉えると「青春」の事なのではないかと思います。
サビの「泣きたいくらいに青春なんだぜ」というフレーズから「青春」を2番に引っ張って、2度目は来ない青春の事を歌ったのではないでしょうか?だとすると「書き方を忘れちまった」=「青春を謳歌していたころの自分を見失っちまった」と言うことになり、全体を通してみると「1度きりしかない人生はいつだって青春なんだぜ。あの頃はよかった、とかそんな過去を振り返って追いかけるのではなく、まっすぐ今を全力で楽しめ!」という強いメッセージ性を感じました。コメントでもみんなが言っている通り、なんとなくブルーハーツっぽいですね!かっこいい曲です!
統計結果

最後に、ムカイワンダーランドさんの今までに出した動画をジャンル別に集計して統計を取ってみたのでそれだけ見てください!
※尚、4回以下しか取り扱っていないジャンル、ショート動画は省いています。
車 | 191 |
飲食物系 | 50 |
ヤンキー | 39 |
タバコ | 23 |
ファッション | 22 |
酒 | 19 |
ラジオ | 17 |
仕草 | 16 |
お爺ちゃん | 11 |
都道府県 | 11 |
旅行・観光地 | 11 |
バイク | 8 |
音楽 | 7 |
漫画 | 6 |
学校・部活 | 5 |
お悩み相談 | 4 |
髪型 | 4 |
映画 | 4 |
こうして見てみると、やはりムカイワンダーランドさんが取り扱う動画のジャンルは全体の約43%が車関連の動画だったことが分かりました。
本数は191本と圧倒的な多さ。初期から車の偏見を語る動画が多く見られたものの、ここ1年くらいで片山さんと共に車内でのコント動画や検証動画が圧倒的に増えたというのもこの動画数の要因になっています。
次いでお菓子やジュース、カップラーメンなどの飲食に関係する動画、次にヤンキーがテーマの動画となっています。集計してみて意外だったのが、【ムカイ体新書】ムカイワンダーランドの歩き方Part.1で紹介した通り、TikTokではヤンキーの虎鉄が圧倒的に登場数が多かったのでヤンキー系がメインかと思いきや車関連おろか食べ物系の動画にすら押され3番手だったことです。とはいえ車関連の動画の中にもヤンキー目線の解説があったり、タバコ関連の動画でもやはりヤンキー目線の解釈があるのでやはりムカイワンダーランドとヤンキーは切っても切れない関係にあることがわかりました。
しかし、ここまで分析して一つの疑問が浮かび上がります。なぜ、ここまで彼がヤンキーの生態に詳しく、ヤンキーを題材にした動画の再生回数が伸びやすいのか。これは果たして、彼自身がヤンキーの最前線にたっていたからなのか、はたまたヤンキーの友達が多くその友達をよく観察していたからなのか、国立波方海上技術短期大学校にとんでもないヤンキーが在籍していたからなのか。今のところ、この疑問については未だ彼の人気企画「ワンダーな時間」でも語られていない大きな謎なのです。
なぜムカイワンダーランドという男はこれほどまでに私の心をつかんで離さないのでしょうか。謎が謎を呼ぶばかりです。この謎については今後とも彼の活動に注視し、いずれ解明して記事にしてみたいと願ってやまないところであります。
今後も私TATSUYAはムカイワンダーランドについて研究、分析して徹底解剖していきたいと思います。
ご拝読ありがとうございました!
コメント