「世界」を翔けるモンスターバンド、The Last Rock Stars解説!

入門シリーズ

目次

The Last Rock Starsとは?

The Last Rock Starsとは、日本人ならば誰もが知るロックのレジェンドたちが集結した、まさに夢みたいなバンドです。メンバーはYOSHIKIHYDESUGIZOMIYAVIという咲き乱れまくっている百花繚乱な面々。メンバーを見ただけでもワクワクが止まらなくないですか?今回はそんなあなたにピッタリの記事です!今回はそんなThe Last Rock Starsについて、実際に2023年1月27日のライブにも行った感想も交えて解説していきます!

メンバー紹介

YOSHIKI(Dr./Piano)【From.X JAPAN】

BIG BOSS。本プロジェクトのリーダーであり、私TATSUYAが崇拝してやまないYOSHIKIこのお方、及びX JAPANには語り尽くせないほどの魅力がありますが、今回はThe Last Rock StarsのYOSHIKIについてほんの少しだけ書きます。。YOSHIKIのドラムといえば、こういった豪華絢爛な要塞のようなクリスタルドラムを思い浮かべるかと思いますが、

The Last Rock Stars、1st Liveにおいてはタムが1つ、フロアタムが2つ、ツーバスではなくツインペダル、シンバルの数も抑えたシンプルなドラムセットでの参加となっています。最初は驚きましたが、これがまたいいアクセントとなっていてめちゃくちゃカッコよかったです。

演奏する曲に合わせてのセットだったのですね。また、僕が嬉しかったのはドラムでもピアノでも、笑顔で楽しそうに演奏するYOSHIKIがたくさん見られたことです。貴方の幸せが僕の幸せです。音楽に対して常にストイックなYOSHIKIですが、こんなに楽しそうに演奏する姿が見られただけでこのバンドの存在価値があったと言っても過言ではないのかもしれない。ずっと笑っていてください。いやもちろんストイックかつシリアスなYOSHIKIも好きです。生きていてくれれば、それだけで救われます。

また、2023.11.21~23日の2nd Liveではいつものツーバスに戻っていました!やっぱりツーバスのYOSIKIが安心しますね!

HYDE(Vo.)【From.L’Arc~en~Ciel

このバンドの発起人であり、唯一無二の歌声を持つボーカリスト。あるときは細い糸のように繊細で、またあるときは荒々しく猛獣のように唸る幅広い表現力が持ち味の一つです。ずっとかっこいいですよね。実際に会場にはHYDEのファンと思わしき人たちが多かった印象です。ソロでもバンドでも、やはり人気は根強い、カリスマです。

SUGIZO(Gt.)【From.LUNA SEA/X JAPAN】

多彩な音楽表現を仕掛ける職人ギタリストです。しかも所属するバンドごとに特徴を弾きわけ、その中でもSUGIZO節を感じさせる、魂で演奏するギタリストです。今回のバンドではLUNA SEAの時のような艷やかなサスティンの効いたギターではなく、パッションを感じさせる面が出ていました。しかも意外だったのは、ベーシストがいないこのバンドでは演奏スタイル的にMIYAVIがベースパートを多く弾くのかと思いきやSUGIZOが弾く場面が多かったことです。こんなにカッティングで弾く場面はあまり見たことがなかったので意外でしたが、前述したように多彩な音感を持っているからこそできる業なのですね。

MIYAVI(Gt.)

「サムライギタリスト」として世界中をソロで活動し、独自のスラップ奏法でその名をワールドワイドに轟かせているギターヒーローです。かつてはバンドに所属していたものの、解散後からは20年以上ソロで活動してきた孤高のシンガーソングライターです。そんなMIYAVIが今回はバンドのギタリストとして生き生きとステージを駆け回る姿を拝見できたことはほんとに嬉しく思えました。いつも楽しそうにギターを弾くMIYAVIですが、今回はまた違った顔で楽しさを表現していたのがとても印象的でした。

ソロコーナーのMIYAVI vs SUGIZOは圧巻の一言につきます。これはほんとに一見の価値があるので、楽曲の解説の前にこちらをご覧になってください!

また、MIYAVIについてはこちらでも解説しているので合わせて読んでみてください!

楽曲紹介

※サムネイルは全部同じですがクリックすると曲ごとに再生できます!

The Last Rock Stars

バンド名でもあり、1stシングルとしてリリースされた表題曲です。初めて聴いたときは、思わず頷いてしまいました。作詞作曲はYOSHIKIによるものです。長年ファンをやっていれば当然わかりますよね。全体を通して聴くと、やはりYOSHIKIのエッセンスが随所に散りばめられています。しかし特筆すべき点は、彼らが長年のキャリアで培ってきた「ロックという様式美」のような表現の仕方を崩したところ。「Bigidin,Bigidin,Ban Ban Ban…」というフレーズがEDMのドロップのように作用し、ロックサウンドでありながらこういう構成の曲を発表するというのは、YOSHIKI史上新たな扉を開いたと言っても過言ではありません。YOSHIKIは、かつて著書の中で「ロックを鋳型にはめたらロックではない」というアティテュードを語っており、ロックの伝統を重んじるような評論家とはしょっちゅう喧嘩していたと書いてありました。やはり、YOSHIKIの音楽に対するスタンスは彼が10代の頃から変わっていないんですね。音楽への飽くなき探究心、ストイックまでに自らを追い詰め極限の中で音を探し出す彼は紛れもないロックスターです。人気者4人の超過密スケジュールの中レコーディング、MIXまで終えて最短で僕達のもとへ楽曲を届けてくれたことには感謝しかありません。ただ、僭越ながら欲を言えばもう少しMIYAVIのサウンドが聴きたかったかなと。しかし、それはこれからのリハーサルやLiveの中で洗練されてくるのかな、とも思います。今後への大きな可能性を秘めた、怪獣のような楽曲と言えるでしょう。

Mastery(原題:Messiah)

ライブで初めて聴いたとき、正直度肝を抜かれました。YOSHIKI節全開のパートもあればSUGIZOのリミックスを感じるギターパートなど、語弊を恐れずに言えばこれだけの濃いメンツが集まったThe Last Rock Starsがちゃんとバンドとして機能していることに感動しました。この曲を聴くと、今でもあのLIVEを鮮明に思い出せます。それだけ印象に残る、衝撃的な曲です。MIYAVIのデスの効いたコーラス、かっこよすぎましたよ。

またこの曲は正式リリースではないですがゲーム作品「TEKKEN8」のタイアップ曲としてイメージビデオと共にフル音源が聴けるので要チェックです!

HERES’ THE LOVE

イントロのリフが曲のフックとなりトラックを引っ張る構成の曲になってます。貫禄を感じる横ノリのロックンロール調グルーブ感が良かったです。サビも非常にノリやすく盛り上がりましたね〜!

Halleluja

MIYAVIのアコースティックサウンドから始まり、スローなシンセサイザーを起用した幻想的な、異世界に迷い込んだかのようなナンバーです。SUGIZOが得意とするメロディーにhydeの歌声がよく映えていましたね。すごく意外でしたが、L’Arc〜en〜CielとLUNA SEA、お互いのメロウな部分がすごく相性がよく通じるものがありましたね。

Psycho Love

こちらは2ndシングルとしてリリースされ、音源も聴くことができます。作曲はHYDEによるエレクトロ・ダンスナンバー。結成当初の記者会見時には既に音源が少し流れていましたよね。それを一瞬聴いたとき、正直不安になりました。

「いい曲なんだけど、HYDEのソロナンバーになるのでは…?」

しかし、Liveで聴いたらそんな心配は杞憂でしたね。MIYAVIパートの鋭く頭に残るフレーズなんか圧巻ですよね。これは間違いなくこれだけのメンバーが集まったバンドでしか出せないサウンドだと思いました。締めの暗転してロゴが浮かぶ演出も鳥肌ものでした。

曲の終盤、スクリーンにはメンバーそれぞれが映し出され、客席を煽りメンバーも飛び跳ねて演奏しているところで、ボルテージは最高潮に達します。

かっこいい!ビシッと締まり、ぶわーっと鳥肌が立った瞬間を鮮明に覚えています!

総括

The Last Rock Stars、どうですか?最初に結成が発表された時はかなり賛否が分かれ、当時は否定的な意見が多かったです。しかし実際にバンドとしての音を聴いてみるとどうでしょう。それぞれのファンが喜ぶような曲を作るのではなくバンドとして全く新しいサウンドを追求しつつ、それぞれの持ち味を活かした最高のロックバンドではありませんか。これだけ色の強いメンバーが集まってこういう音を聴かせてくれるということは、とても素晴らしいことです。まぁもっとも、批判している人達というのは彼らの大したファンでもなければライブに足を運ぶような人達でもないので気にするほどではありませんが。

結成してから間もないライブだったこともあって、各々の持ち歌のカヴァーを挟んだこともそういった声があがった原因かもしれません。しかし会場は熱狂でした。まだ聴いてない人はそちらも要チェックです!

これからの活躍に期待ですね!次回のLiveも絶対に応募します!

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