沖縄発・五人の旋風 — 『ORANGE RANGE』 デビューから現在までの歩み

入門シリーズ

目次

ORANGE RANGEは、複数のボーカルを軸にロック、ヒップホップ、ポップスのみならず沖縄民謡までもを自在に融和させたサウンドで2000年代以降の日本の音楽シーンを彩ってきたバンドです。数々のヒット曲を持ち合わせており、結成から20年以上経った現在もライブや新曲リリース、メディア出演など精力的に活動しており、その“変幻自在さ”と“聴き手を引き込むメロディ”が世代を超えて支持され続けています。 

1章:結成〜メジャーデビュー(2001年〜2003年)

ORANGE RANGEは沖縄で結成され、インディーズでの活動を経て2003年にシングル『キリキリマイ』でメジャーデビューを果たしました。地元・沖縄で培ったライブ力と、複数ヴォーカルによる個性的な歌メロ沖縄民謡をも取り入れ「カチャーシー」にも通ずるキャッチーな楽曲が注目され、一気に全国区へと飛躍していきます。  

2章:ブレイクと黄金期(2003年〜2006年)

デビュー直後から『上海ハニー』『ロコローション』『花』といったヒット曲を連発し、シングル・アルバムともに高セールスを記録。特にアルバム『musiQ』などの作品群で幅広い層の支持を獲得し、瞬く間に人気絶頂へ。ドラマの主題歌やCMソングなどにも数多く起用され、「平成特有のチャラさ」を感じさせる独特のサウンドはリスナーを当時へタイムスリップさせてくれるような、まさに「平成の顔」とも言えるほど。「2000年代の代表的なバンド」の一角に数えられる存在となりました。

「ロコローション」騒動

 2004年に初動15万枚を売り上げたシングル『ロコローション』ですが、発売当初のクレジットには作詞・作曲ともにORANGE RANGE名義でしたがキャロル・キング作曲の『ロコ・モーション』との類似性が指摘され、当該事務所からの抗議を受けて原曲作曲者名義に変更されました。両社の事務所の間で話し合いがもたれ、カバー曲扱いとすることで話は落ち着きORANGE RANGE側はパロディ曲と言うことになっています。

 

3章:変化と再編(2006年〜2015年)

活動の中でメンバーチェンジやレーベルとの契約・独立など、外的な変化も経験。時代の変化に合わせてサウンドや表現を更新しつつ、フェスやワンマンでのライブを重視する姿勢は変わりませんでした。公式サイト/各種インタビューで語られるように、メジャー契約を絶ちインディーズシーンで活躍し続けながらも彼らは常に“ライブバンド”としての強みを大切にしてきました。 メディア露出が減っている間もカラオケの人気ランキングには常にORANGE RANGEのヒットチューンは上位に君臨し続け人々の記憶には常に残り続けていたのでした。

4章:近年〜現在(2016年〜2025年)

近年も新曲リリースや全国ツアー、ラジオ番組などで精力的に活動を継続しています。また2025年夏、平成リバイバルブームと共に大きな旋風が再びやってきました『イケナイ太陽 令和ver.』のMVが発表されるとたった1日で何十万回再生回るという事態になり、2010年代生まれの令和世代にも広く浸透する起爆剤となりました。一時は人気に陰りが見えたものの、令和真っ只中の今尚Mステ出演やフェス出演の発表があり、結成から20年以上を経てもなお第一線で動き続けています。  

これだけは聴いてほしいヒット曲10選

以下は、ORANGE RANGEを象徴する代表曲を10曲ほど解説します。初期の衝撃作からアニメタイアップ曲、フェス映えする一曲まで、バンドの多面性が分かるラインナップにしました。

1. 「キリキリマイ」(デビュー曲) — メジャーデビューを飾ったナンバーで、彼らの存在を全国に知らしめた一曲。ロック、ラップというORANGE RANGEたらしめる要素を十分に取り入れた楽曲でインディーズ期からの勢いを感じさせます。 

2. 「上海ハニー」 — デビュー直後に大ヒットした、夏の代名詞と言っても過言ではないヒットチューン。キャッチーで幅広い世代に受け入れられ夏の定番曲として語り継がれていくであろう代表曲です。 

3. 「ロコローション」 — ダンサブルでノリの良いリズムが特徴。フェスやライブでの定番曲の一つです。 著作権の関係で揉めたこともありましたが人気が陰ることはありませんでした。

4. 「花(Hana)」 — しっとりとしたバラードで、非常に高い支持を得た名曲。ストリーミングでも上位に入る代表曲です。 

5. 「*〜アスタリスク〜」 — アニメとの親和性も高く、エモーショナルなメロディが印象的。アニメファンにも広く浸透した一曲です。

6. 「ミチシルベ〜a road home〜」 — 切なさと力強さが共存する楽曲で、チャート上位を記録しました。

7. 「チャンピオーネ」 — パワフルでエネルギッシュなロック・ナンバー。ライブで盛り上がる曲の代表格です。 

8. 「イケナイ太陽」 — ノリの良さとキャッチーさでカラオケや人気ランキングでも常連の一曲です。また2025年には令和Ver.として「平成あるある」を取り入れたMVが大きな話題になりました。 

令和ver.

9. 「O2」— TVアニメへの楽曲提供で新たなファン層を獲得しました。アニメと結びついたことで認知度がさらに拡がったことも特徴です。  

10. 「以心電信」―ファーストインパクトとして初期にブレイクした曲です。独特のサウンドが癖になる、ライブでも鉄板の曲。

  

結び — これからのORANGE RANGEに期待すること

ORANGE RANGEは、世代をまたいで「夏フェスの定番」「カラオケで盛り上がる一曲」を多数持つバンドとして評価されています。複数のボーカルが織りなすハーモニーと、R&B〜ヒップホップの要素を取り入れた日本語ポップの表現は、同世代のミュージシャンやリスナーに強い影響を与えてきました。メンバーは沖縄を拠点としつつ全国活動を続け、地元との結びつきを大切にしている点も彼らの特徴です。

結成から二十年余、世代や音楽環境が変わっても人々を惹きつけるメロディとライブ力を持ち続けるORANGE RANGE。既存のヒットを大切にしながら、新しい挑戦(アニメ主題歌、配信、ツアー企画など)も続けています。今後も彼らならではの“混ぜる力”で新たな世代の心を掴むであろうことに、大きな期待が持てます。  

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