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みなさん、バラード曲って好きですか?
僕は10代の頃は大ッ嫌いで仕方がありませんでした!当時の僕の感性ではとにかく甘ったるい音楽が嫌いで、お涙頂戴のギターソロ?ちゃんちゃらおかしいぜ!ぐらいにまで思っていました。しかし20代に差し掛かりいろんなことを忙しなく経験する中で、ロックというものにカタルシスのようなものを求めている自分に気が付いたんですよね。心に沁みる哀愁のバラード、ありました。最高じゃないですか!
というわけで、今回はロックバンド史上最強のバラードを紹介してみました。
「他にもこんな曲があるよ」、とか「いやいやこの曲が入ってないのはにわかでしょ」
などなど異論がありましたらXのリプライ、DM、この記事のコメント欄でお待ちしておりますのでよかったら聞かせてください!
Guns N’ Roses「November Rain」
ロックバラードと言えばまず最初に思い浮かんだのはこの曲でした。この曲はバンドで初めて曲中に壮大なオーケストラを起用した曲で、9分もあってなかなか聴くのに体力を使うのですがめちゃくちゃ心を揺さぶられます。なんと曲中にはギターソロが3回もあるというのも聴きどころですね。私はクライマックスのギターソロが一番好きです。コーラスとスラッシュのギターの絡みが、ガンズ特有の刺々しさを表現している気がしてめちゃめちゃかっこいいです!
BON JOVI「Always」
ボンジョヴィのヒットナンバーです。バンドの代表曲にふさわしい、非常に爽やかでボンジョヴィらしいパワーバラード。世界的に人気でMVの再生回数は10億回を超えるモンスター級の楽曲です。ド定番すぎるかもしれませんがこの曲無しではバラードは語れません。この曲に限らずですが、ボンジョヴィというバンドはキザな曲が多いのが特徴。中でもハードなバラードである「Always」は、「嫌味がない自然体なカッコつけ方」という美学さえ感じさせる、一人でじっくり聴きたいナンバーです。
KISS「Hard Luck Woman」
この曲は私が10歳の頃人生で初めてバラードというものに触れた曲でありますが、未だに聴いている名曲です。KISSといえば曲ごとにボーカルが入れ替わるという特有の面白さがありますが、この曲でボーカルを務めるのはなんとドラムのピーター・クリス。私も少々ドラムを叩いていた時期もありましたが、ドラム叩きながら歌うのって相当な体力と体幹を要するんですよね。すごいです。
また歌詞もわかりやすく、スローテンポなので日本人の我々でも英詞を目で追いながら翻訳して、自分なりの解釈を考えながら聴けるのでかなりおススメです。アコースティックギターが湿っぽい雰囲気を演出していて、お酒を飲みながら聴いたら心に染み渡りますね。
また、なんとこの曲は若き日のX JAPANもライブでカバーしていて、HIDEとTOSHIのツインボーカルがいい味出してるんですよね。
こちらも必見です。
Eric Clapton「Tears in heaven」
「ギターの神様」とも揶揄される、エリッククラプトンの哀しいバラードナンバーです。亡くなられた息子へ楽曲を捧げることで、自らも悲しみのどん底を乗り越えたという底知れぬ愛のナンバーなんですね。この曲に関しては詞も心を震わせます。世の中の子供を育てるお父さん、全員に刺さるのではないでしょうか?愛するわが子を失ってしまう悲しみ、図り知れません。僕は耐えられないでしょう。愛しい家族との時間というのは、当たり前ではないんですよね。だからこそ、日常というものを大事にしなければいけないというメッセージを僕はこの曲から受け取りました。
「もし、きみに天国で会えたら、僕は強くならなきゃね」
こんなことを悲しみの渦の中で言えるなんて、非常に芯が強い人です。
僕が娘の結婚相手に求める条件の一つに、「エリッククラプトンがわかる人」という絶対に嫌われそうなものを心に秘めています。
そのくらい彼の楽曲は魅力的です。
波乱の人生を送ってきたクラプトンだからこそ書ける、悲痛で哀愁に溢れたスローバラードですね。
QUEEN「手を取り合って」
この方の和訳が素晴らしかったので紹介します。
心に沁みるスローバラードで、名曲です。
QUEENといえば、数多くの愛に溢れた曲がありますよね。そんな中なので、敢えて今回は王道ではないこの曲、「Te o Toriatte」(手を取り合って)。今でこそ世界的ロックバンドとして定評がありますが、当初は評論家からも酷評される有様でした。「こんなもの、ロックではない」そんな声も上がる中でしたが、我らが島国、日本国内ではそんな世論関係ありませんでした。早くから国内人気に火がつき、初来日から熱烈な歓迎を受けました。おまけに、日本人ファンがフレディに気づいても押しかける等の行為はしないなど、民度も高い。そんな日本人にメンバーも感銘を受け、日本を愛してくれるようになりました。そんな背景から生まれたのがこの曲、「手を取り合って」。サビが日本語で歌われるという洋楽のなかでも異質な曲です。特に、「静かな宵」という表現が僕は好きですね。なかなか日本人でも使わない表現ですが、あえてそこを使ってくる奥ゆかしさが素晴らしいです。
X JAPAN「Unfinished」
X JAPANフリークであるこの私が、満を持して初めてTATSUYA Radioで取り上げます。
さて、X JAPANのバラードと言えば、「ENDLESS RAIN」や「Forever Love」が有名どころでありますよね。確かにこれらも後世に語り継ぐべき歴史的な名曲であり、決して比べるものではないほどの美しさがあります。しかし、美しいピアノの旋律と荘厳なオーケストラ、ドラマティックで感情的な雰囲気を醸している当楽曲はバラードの中でも群を抜いて美しい、X JAPANというバンドを象徴する非常にエモーショナルな作品です。
「Get away,From me now. I don’t Know, What Is Love.」
まさに、YOSHIKIの愛憎と激情を象徴していると思いませんか?
タイトル「Unfinished」のとおり、未完成のまま発表され永遠に完成することはない。完成してはいけないのです。これこそ瞬間の美学、悠久に続く複雑な芸術性が爆発している気がして名曲です。まだ知らない貴方も、一聴の価値があると思います。
おわり
今回は最強のロックバラードというテーマでしたが、いかがでしたか?今回リストアップするにあたって、意外と難しかったんですよね!
意外と見過ごしている曲もあるんでしょうか?バラードの魅力というものにもっと早く気づきたかったなぁと思いますが、一度嫌いな時期を経たからこその見解と言うのもあると思うので自分の感性を大事にすることの重要性に気づかされたような気がします。
皆さんのおススメもよかったら聞かせてください!
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